施工密着レポート「ビニールハウスH-2236」
今回は、育苗から栽培まで対応可能な本格的農業用ビニールハウスH-2236の組立現場に密着しました。
今回設置をする現場はこちらです。パイプが通る箇所は平らにならしておきます。
1梱包で届きます。梱包サイズは縦125×横340×高さ1430mmで、梱包重量は約26kgです。
組立説明書と各部材がまとめて入っています。
部材の先端で手を切る可能性がある為、軍手をして作業をすると安心です。
その他用意するものは、メジャー、油性マジック、支柱穴掘り機、ハンマー、スパナ、ハサミ、紐(水平を見るため)などがあると便利です。
1,横通しパイプをつなぎ合わせます。
石などを敷いた上でつなぎ目を1周ハンマーでたたくと抜けにくくなります。
2,横通しパイプを配置して、脚用パイプを建てます。
脚用パイプに埋込部分(下から40センチ)のところに目印をつけます。今回は白いチョークで印をつけました。さらにその上10センチのところにも目印をつけておきます。
四隅から脚用パイプを建てて計10本埋め込んで、同じ高さに埋込が出来ているか、まっすぐに並んでいるか、上10センチのところの目印に水糸等を張って確認します。
3,アーチパイプを組みます。
アーチパイプは、赤い塗布がある方が下側になります。パイプに張りがあるため、内側に引き寄せる感じで脚用パイプに差し込みます。
4,横通しパイプを取り付けます。
左右の横通しパイプの取付位置は、脚用パイプとアーチパイプの繋ぎ目になります。
中央部3ヶ所は金具の向きを互い違いにするとよりしっかりと固定されます。
同じように天井の横通しパイプも取り付けます。
6,扉を組立てます。
扉のネジ締めは、スパナ等があると締めやすく便利です。
扉の骨組みが完成したら扉ビニールをパッカーで固定します。ビニールの向きは印字されているメーカー名が正しく読めるように配置します。
扉の骨組みに掛金と蝶番を取り付けます。取っ手の位置は任意の位置でOKです。
7,前妻面に扉の支柱を建てます。
支柱の天辺がアーチパイプに付くか、届く距離になるように、支柱の埋め込みの深さを調整します。
次に支柱の両サイドの前妻面横用パイプ②を取り付け、扉を支柱に取り付けます。
扉は、地面より約2センチほど浮かせた位置で取り付けます。扉の外側にヒンジが来るように取り付けます。
最後に扉の開閉に支障がない高さに前妻面横用パイプ①を取り付けます。
8,側幕ビニールを張ります。
ビニールは裏表があり、水滴が下に流れ落ちるようにできているので印刷文字が正しく読める面がオモテ面(外側から見て印字されているメーカー名が正しく読めるよう)に配置します。
9,天幕ビニールを張ります。
ビニールは、側幕と同じく外側から見て印字されているメーカー名が正しく読めるように張っていきます。
メーカー名が屋根の天辺にくるよう、前後左右均等になるよう調整します。
扉の両サイドで、それぞれ天幕のたるみと側幕を合わせてまとめて前妻面横パイプにパッカーで固定します。
扉にかかる天幕や、扉の開閉に邪魔になる側幕はハサミでカットしてください。
背面も同様にパッカーで固定します。
仮固定していた側面もパッカーでしっかり固定します。